時間:2023年10月9日
ムーブメントの種類、クオーツ式と機械式
機械式腕時計の精度はブランドや搭載ムーブメントによって違いがありますが、一般的に日差-10秒~+20秒程度とされています。 クロノメーター規格の認定基準値でも、日差-4秒~+6秒以内です。 対してクォーツ腕時計の場合、一般的なもので月差±20秒程度です。
ムーブメントとは腕時計を動かす動力源のことですが、大きく分けてクオーツ式と機械式の2種類があり、機械式はさらに2種類に分かれます。
1、クオーツ式
電池で動くタイプ。電池からクオーツ(水晶)に電力を伝えてクオーツを振動させ、その振動によって時計を規則正しく動かしている。
2、機械式(手巻き)
こちらも機械式なので同じくぜんまいがほどける力を利用して時計を動かしている。手巻きの場合は、ぜんまいが自動的に巻かれることはないため自分で定期的に巻く必要がある。
3、機械式(自動巻き)
ぜんまいがほどける力を利用して時計を動かしている。自動巻きは時計を身に着けた腕を動かすことで時計本体が動かされ、その動きによって自動的にぜんまいが巻かれるため、毎日身に着けている場合はあまり自分で時刻調整をする必要がない。ただし数日間身に着けずに置いておくとそのうち止まってしまう。
クオーツ式、機械式、どちらも良い部分・悪い部分がそれぞれありますのでどちらが良いというのは一概には言えませんが、時計にあまり興味のない方や詳しくない方に贈る場合はクオーツ式を選んだ方が良いかもしれません。クオーツ式は使わずに置いておいても電池が切れない限り動き続けるため、自分で調整する手間がなく使いやすいのが特徴です。
機械式は自分で調整する手間もありますが(自動巻きの場合は毎日身に着けていれば、あまりその手間はかかりません)、一般的にはクオーツ式より長持ちします。内部の機構が故障しない限り、定期メンテナンスをすれば半永久的に使うことができます。
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